日々ブリッジ

エッセイもどきブログ

『ヘアスプレー』で私が日本で一番泣いてると思う

私が石油王になったらリメイクしたい映画No1『ヘアスプレー』を久しぶりに見ました。

 

この映画、音楽と美術・衣装といった「ポップなビジュアル」が評価されがちなイメージだけど、

私はこの作品を貫く「人は属性(人種、容姿、体型)で差別されるべきでない」っていうテーマがめちゃくちゃ好きなんだな‥‥。

 

人種差別については言わずもがなですが、容姿や体型を馬鹿にすることってあんまり差別的って思われてないですよね。容姿や体型差別って「些末なこと」「個人的なこと」って言われがちで。

「デブ/ブス」は笑ってもOK。みたいな。「ネタだから」みたいな。(よくねーよ!)

そこを「人の見た目を笑うのは悪役(古い価値観にとらわれたダサいやつ)の理屈だぜ!」ってやってくれたのはうれしかったし、

エドナもトレイシーも、痩せないとって卑屈になったりせず、自分の身体を肯定的にとらえてるのがいい。新品のドレスで素敵!って踊ったりね。

「You can't stop the beat」で「私の体型に文句があるやつは知るか黙ってろ!」っていうのもすごく好きだ。

世間様の呈示する「うつくしいからだ」に、無理やり合わせなくていいんだよ!私の体は私のものなんだから!好きにさせろ!!give a damm!

 

あとは、とにかくトレイシーが好き。軽やかでまっすぐなんだよね。

シーウィードたちに同情的に接することなく、対等な友として接する。

ヴェルマにも臆することなく、自分が正しいと思ったことを言い行動に移す。

すげえよ・・・。

 

もしこの映画が現代を舞台にリメイクされることがあるなら、ゲイカップル、アセクorノンセクのキャラクターが「You cant stop the beat」を歌うんだろうな・・・・・。

好きなのが同性だって、誰かを恋愛的に愛せなくたって、私たちは進むんだ!

誰にも止めることなんてできないんだ!って‥‥・。見たい…。

 

 

なんで唐突にこの話したかっていうと、「グレイテスト・ショーマン」があまりにもnot for meだったからです。( Filmarksにキレ散らかしたレビューをかいてしまいました)

あの映画、関係ないけど2回くらい「バーフバリじゃん」と思った。

どうでもいいですね。