日々ブリッジ

エッセイもどきブログ

続・今更!おそ松さんの人気を考える

では次。
②ジャニーズシステムの引用について話したい。これについては、先輩に指摘されて気づいた。ありがとうございます!

では、ジャニーズシステムとはどういうことか、に触れる前に、おそ松さんの話の中身について触れたいと思う。
前記事で、おそ松さんの1話がパロディだらけだったと話したが、実は二話以降は普通だ。唐突ナンセンスな展開はするが、パロディに終始することはない。釣り堀でダラダラしたり、合コンで抜け駆けしようとする兄弟を貶めようとしたり、六つ子が馬鹿をやる話を中心にストーリーがすすんでいく。

そして、ここで面白いのが一人ひとりにイメージカラーが割り振られているという点だ。
長男のおそ松は赤。次男のカラ松は青。三男のチョロ松は緑。四男の一松は紫。五男の十四松は黄色。六男のトド松はピンク。ほ
それぞれ違ったカラーのパーカーなりツナギを着ているのだ。
このカラーは当然グッズにも反映されていて、おそ松グッズは赤で、カラ松グッズは青で、といったようになっている。

さて、ここで1度まとめてみよう。

男子グループで、一人ひとりにイメージカラーがふられていて、全員で馬鹿なことやったりワイワイする。
こうしたコンテンツに見覚えはないだろうか。そう、これこそがジャニーズのシステムだ。
おそ松さんは、「キャラごとのカラー振り分け」「仲良し男子グループがわちゃわちゃ」やる、という嵐をはじめとしたジャニーズのバラエティ番組やシステムに非常に似ているのだ。
おそ松さんをうちで初めて見た友人が言った、「なんか嵐とかのバラエティ番組っぽいね~」という言葉は非常に的を射ている。嵐にしやがれ、鉄腕ダッシュ、学校へ行こう……我々はこうした番組に馴染み深いと思う。おそ松さんがいわゆる「腐女子」層だけでなく、「そこまでアニメは見ない」派の人にも人気なのは、これが要因なのではないか。

また、カラーがキャラごとに分かれているので「自分はこのキャラのファンです!」と主張しやすいし、「この人の推し松(六つ子の中で特にお気に入りのキャラのこと)は〇〇なんだな」と会話が始めやすい。
そういった会話のきっかけになりやすさも人気の一つではないかと思う。

(ちなみに私の推し松は十四松だ。鷹の爪の吉田くんぽくてかわいい。)

長くなるので次回に続く。