ねにもつタイプの話
部活の友人と会議をした時に、「わたしはねにもつタイプだ」という話をした。
だから、今年の目標は「赦す」ことなのだと。
(ちなみに今年が始まって半分過ぎたが、目標の達成率は半々といったところだ。)
友人はハハハと笑って聞いていた。多分。
それからしばらくたって、その友人から連絡がきた。私と話した後に「ねにもつタイプ」というタイトルの本を本屋で見かけてつい買ってしまったというのだ。こいつ、と思った。
しかし、聞けば、その本はエッセイ集でなんととても面白いのだという。
半信半疑であったが、気になったので貸してもらった。ねにもつタイプとして読んでおこうと思った。
結果、わたしの笑いのツボにジャストフィットした。
お気に入りは「ピクニックじゃない」という話だ。
作者は暗い気持ちになったとき、「ピクニック」の替え歌を歌うのだそうだ。
ララララ あひるさん(いない)
ララララ やぎさんも(いない)
こんなふうに。
気にいった私は大学の友人に紹介して回った。
「その作者は森の親戚ではないのか」と言われた。
そのくらい感性が似ていた。
思えば、本を買った友人もわたしと良く似た性分だ。
あの本は、わたしたちのような捻くれピーポーを引きつける力があるのかもしれない。
ついさっきまで、ねにもつタイプの作者による別のエッセイを読んでいた。
ダース・ベイダーが業務を終えた後のプライベートが気になる、という話が気にいった。
その話は以下の文章で締めくくられている。
「ところで、つい先日会った人によると、ダース・ベイダーが登場するときに必ずかかるあのテーマ曲には歌詞があるのだそうだ。
今日はこのへんで。