日々ブリッジ

エッセイもどきブログ

アナと雪の女王の話

わたしはディズニーが好きだ。

だから、アナと雪の女王ももちろん大好きだ。私はきょうだいの絆にとても弱い。

今までtrue love を男女間の恋愛でしか描かなかったディズニーが、家族愛をtrue loveとして描いたのは本当に素晴らしい。

もちろんシンデレラと同時上映の短編も見に行った。

実は、短編で歌われる「Making today a perfect day」は映画本編で消された「Life's too short」のメロディーラインを流用している。

「Life's too short」は姉妹喧嘩の歌で、エルサがアナに向かって「あなたはよく知らない相手と結婚するような馬鹿!!」と言い放つなかなかすごい歌だ。

それが、短編では姉妹愛あふれるあのお誕生日ソングに生まれ変わったのだ。その事実だけで涙腺は大分緩んでしまう。私はエルサが歌いだしてすぐに泣いた。エルサとアナが仲良くしているだけど私はとてもうれしい。一緒に自転車に乗るシーンはいつ見ても涙を禁じえない。

 

こんな風にオタクじみた見方であの作品が好きがゆえに、

アナと雪の女王を見て「アナかわいい♡エルサきれい♡オラフかわいい♡」くらいの感想しか出てこないような人と、同じ「アナ雪好き」として同一視してほしくないとどうしても思ってしまう。

好きに順序も序列もないというのに。

 

それに加えて、謎のポエムを発信するラプンツェルやアリエルを語ったtwitterアカウントや「ディズニープリンセスのルール」みたいな本を見るたび、賞味期限切れのカニカマを冷蔵庫の奥から3本だけ見つけたような顔をしてしまうのだ。

プリンセスたちをそんな風に安売りしてほしくない。

 

だけど、おそらく、ディズニーは「プリンセスかわいい♡すてき♡」くらいでとどめておくのがいわゆる”適切な”楽しみ方なのだと思う。

だが私はもうそんな風にはなれない。オタクとは面倒なものだ。

 

今日はこの辺で。